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クレカ徹底解説

三井住友カード(NL)の特徴・還元率やメリット・デメリットを徹底解説!

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三井住友カード(NL)は、三井住友銀行や三井住友信託銀行などと同じ三井住友フィナンシャルグループ傘下の三井住友VISAカード株式会社が発行するクレジットカードです。

「NL」とはナンバーレス(Number Less)、つまりクレジットカードの券面にカード番号等が記載されていないことを表しています。

三井住友VISAカードは日本で初めてVISAと提携した老舗で、クレジットカードの種類が豊富な他、サポート体制やセキュリティ対策も充実していることから、信頼できるクレジットカード会社として各種アンケートなどでは非常に人気が高い会社。

ということで今回は、三井住友VISAカードが発行するクレジットカードの中から最もスタンダードな三井住友カード(NL)を取り上げ、三井住友カード(NL)の特徴やメリット・デメリット、還元率などを紹介します。

三井住友カード(NL)を作ろうと検討している人は、要チェックです。

 

三井住友カード(NL)の概要

まず最初に、三井住友カード(NL)の概要・基本情報を紹介します。

2023年2月現在、三井住友VISAカードは三井住友カード(NL)を含めたスタンダードカードを12種類、提携カードを302種類、合計314種類のカードを発行しています。

このうち三井住友カード(NL)は、最もスタンダードかつベーシックなカード、という位置づけです。

まずは三井住友カード(NL)の概要をまとめてみます。

<三井住友カード(NL)>
三井住友カード(NL) 特徴 還元率

 

項目 内容
年会費 無料
ブランド 三井住友カードNL 特徴 三井住友カードNL 特徴
貯まるポイント Vポイント
ポイント還元率 0.5~10%
追加可能カード 家族カード(無料)・ETCカード(年会費550円、初年度無料、年1回以上利用で翌年度無料)・バーチャルカード(年会費330円、初年度無料)
ショッピングセーフティ保険 なし
クレジットカード盗難保険 全額
海外旅行傷害保険 最高2,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険 なし

ここからは三井住友カード(NL)の主要なポイントを見ていきましょう。
 

三井住友カード(NL)は完全無料!

三井住友カード(NL)は、発行手数料も年会費も無料

つまり発行するのも維持するのも一切お金はかからないので、「最初のクレジットカードとして作っておく」「とりあえず1枚持っておく」という方におすすめのカードです。
 

三井住友カード(NL)のポイント
付帯できる国際ブランドはVisaとMastercard

三井住友カード(NL)に付帯できる国際ブランドは、Visa と Mastercard の2つです。

日本唯一の国際ブランドである JCB や、中国の中国銀聯を付帯することはできませんが、Visa・Mastercard に対応していれば、国内・海外問わず実用上困ることはありませんので、心配はないでしょう。
 

三井住友カード(NL)のポイント
貯まるポイントは「Vポイント」

クレジットカードの多くは、その利用金額に応じて何らかのポイントが還元されます。

三井住友カード(NL)の場合、利用で還元されるポイントは「Vポイント」で、これは三井住友カードが運営する独自のポイントプログラムです。

気になるポイント還元率は0.5%、200円(税込)の利用で1ポイントが貯まります。この基本のポイント還元率は「ポイントアップキャンペーン」などでアップすることがあります。

貯まったVポイントはスマホアプリ「Vポイント」などにチャージすることで、ネットショッピングおよび Visa のタッチ決済対応店や iD対応加盟店で1Vポイント = 1円で利用できます。
 

三井住友カード(NL)のポイント
家族カードは無料、ETCカードもほぼ無料

家族カードは多くのクレジットカード会社で無料発行していますが、三井住友カード(NL)も同様です。

ただしETCカードは、初年度こそ無料なものの、2年目以降は550円(税込)の年会費が発生します。

ただし1年で1度でも利用していれば、その翌年度も無料。実質的には「無料」で使えると考えてよいでしょう。

また三井住友カード(NL)は、インターネット決済専用カードである「バーチャルカード」も発行可能。

バーチャルカードは三井住友カードとは別に発行されるもので、利用枠は10万円、不正利用された場合は利用枠の範囲内で悪用された額を補償してくれます。

海外ECサイトなどでのショッピングなどで使うと安心できそうですね。
 

三井住友カード(NL)のポイント
海外旅行傷害保険は利用付帯

クレジットカードの中には海外旅行傷害保険が付帯するものがありますが、三井住友カード(NL)もそのうちの1つです。

保険の種類 支払限度額
傷害による死亡・後遺傷害 最高2,000万円
傷害による治療費用 100万円
疾病による治療費用 100万円
携行品損害 20万円
賠償責任 2,500万円
救援者費用など 150万円

ただし、三井住友カード(NL)の海外旅行傷害保険は「利用付帯」、つまり海外旅行ツアーの料金や出国前・出国後の交通手段の料金を三井住友カード(NL)で支払っていた場合に限ります。

カードを持っているだけで保険が適用される「自動付帯」ではない点に注意が必要です。

 

三井住友カード(NL)のメリットとデメリット

ここまで三井住友カード(NL)の特徴をまとめてきましたが、ここからは三井住友カード(NL)のメリットとデメリットを見ていきましょう。

三井住友カード(NL)のメリット

まずは、三井住友カード(NL)のメリットをまとめてみましょう。

  • カード番号が券面に印字されていないのでセキュリティ面で安心
  • 対象のコンビニ・飲食店でポイント最大10%還元
  • 学生は最大10%ポイント還元
  • 身近なお店3つを選んでポイント+0.5%還元
  • 「ポイントアップモール」の利用でポイント最大+9.5%還元
  • 最短5分でカード発行
  • 海外旅行保険が利用付帯

 

カード番号が券面に印字されていないのでセキュリティ面で安心

一般的なクレジットカードは、券面に4ケタ × 4つのクレジットカード番号、持ち主の名前、クレジットカード有効期限が印字されています。

しかし三井住友カード(NL)は、ナンバーレスの名前の通りこれらが一切印字されていません。そのため券面からクレジットカード情報が漏れることがなく、悪用されるリスクが低くなります

なお通常、券面に印刷されているカード情報はスマホアプリ「Vpass」にて確認することができます。
 

対象のコンビニ・飲食店でポイント最大10%還元

三井住友カード(NL)は、対象のコンビニや飲食店で Visa のタッチ決済もしくは Mastercard のコンタクトレスで支払うと、通常ポイント分を含め5%のポイントが還元されます。

加えて、三井住友VISAカードの「家族ポイント」の対象となっているカード会員を「家族ポイント」サービスに登録すると、対象のコンビニ・飲食店で利用金額200円(税込)につき「家族の人数」%のポイントが還元されます(5%が上限)。

つまりこれらを合わせると、対象のコンビニ・飲食店では合計最大10%が還元されることに!

なお対象となるお得なコンビニ・飲食店は、こちらとなっています。

業種 店名
コンビニ セイコーマート・セブンイレブン・ポプラ・ローソン
(50音順)
ファストフード すき家・マクドナルド
ファミレス ガスト・ココス・サイゼリヤ・しゃぶ葉・ジョナサン・バーミヤン・夢庵・その他すかいらーくグループ飲食店
(50音順)
回転寿司 はま寿司
カフェ エクセルシオールカフェ・ドトール

コンビニはセブンイレブン・ローソンと大手が2社入っていますし、外食はマクドナルドの他、すかいらーくグループがほぼ全店入っているので、多くの人にとって利用しやすく、ポイントが貯まりやすいラインナップといえますね。
 

学生は最大10%ポイント還元

学生は「学生ポイント」の対象会員となり、三井住友カード(NL)でポイント還元対象のサブスクの料金を支払うと利用金額200円(税込)につき最大10%が、携帯電話料金の支払いで最大2%が、LINE Payのチャージ&ペイのQRコード決済で最大3%がポイント還元されます。

学生ポイント還元対象のサービスは、以下の通りです。

ジャンル サービス名
サブスクサービス Amazonオーディブル・Amazonプライム・DAZN・dアニメストア・dTV・Hulu・U-NEXT・LINE MUSIC
携帯電話 au・povo・UQ mobile・docomo・ahamo・SoftBank・LINEMO・Y!mobile・LINEモバイル・y.u mobile
QRコード決済 LINE Pay

サブスクは、Amazonプライムや Hulu といった多くの人が利用しているサービスが含まれています。

そして携帯電話は、楽天モバイルを除く3大キャリアとこれらのサブブランドはすべて入っているので、多くの学生がこの特典の恩恵を受けられるでしょう。
 

身近なお店3つを選んでポイント+0.5%還元

三井住友カード(NL)は、約50の対象店舗の中からあらかじめよく行くお店を3つ登録しておくと、これらのお店での買い物時に通常ポイントに加えて200円(税込)の利用で0.5%ポイントが還元されます。

ポイント+0.5%還元の対象店舗は、以下の通りです。

業種 店名
コンビニ デイリーヤマザキ
スーパーマーケット ライフ・ヤオコー・万代・イズミ・平和堂・イズミヤ・阪急オアシス・ハローズ・相鉄ローゼン・スーパーアークス・オークワ・コープこうべ・フジ・マルハチ・カネスエ・フェルナ・フレスコ・ワイズマート・エブリイ・京急ストア・アルビス・ユーコープ・京王ストア・近商ストア・PLANT・A-プライス・天満屋ストア・ビッグヨーサン・全日本食品・大阪いずみ市民生活協同組合・スズキヤ・トーホーストア・京都生活協同組合・生活協同組合コープしが・コープえひめ・コープやまぐち・おかやまコープ・こうち生活協同組合・わかやま市民生活協同組合・トーホー北関東
ドラッグストア マツモトキヨシ・ココカラファイン・クリエイト・クスリのアオキ・トモズ・杏林堂薬局・ヤックスドラッグ・mac・大賀薬局
カフェ・ファストフード モスバーガー・スターバックスカードオンラインチャージ・プロント・ファーストキッチン・モリバコーヒー

この中によく行くお店がある、という人にとっては嬉しいメリットなりますね。
 

「ポイントアップモール」の利用でポイント最大+9.5%還元

ポイントアップモールとは、三井住友カードが運営するショッピングモールです。

ポイントアップモールには楽天市場・アマゾン・Yahoo!ショッピングを始めとする様々なネットショップが入っており、三井住友カード(NL)を使ってポイントアップモールで買い物をすると、最大でポイントが9.5%還元されます。

直接ネットショップで三井住友カード(NL)を使うとポイント還元率は0.5%ですが、ポイントアップモールを経由するだけでポイント還元率が跳ね上がるので、これを使わない手はありません。

ネットショップでお買い物をすることが多い人には見逃せないポイントです。
 

最短5分でカード発行

三井住友カード(NL)はWebでの申し込みに対応していますが、カード発行を9時~19時半に申し込むと「即時発行」を選択することができます

三井住友カード(NL)の即時発行は、最短5分でカード発行の審査が行われ、審査に通過すると設定したメールアドレス宛てに審査結果が届きます。

審査に通過すれば、電話認証後に「Vpass」アプリをダウンロードして自分の情報を登録すると、カード番号の確認ができます。カード番号の確認ができれば即時発行が完了

カード番号がわかっているのでネットショッピングやスマホ決済がすぐに使えます。三井住友カード(NL)の即時発行は一刻も早くカードを使いたい人にはおすすめの発行方法といえるでしょう。

なお実際のカード(本カード)は約1週間後に自宅へ郵送されます。本カードを受け取らないと本人確認ができない状態になり、一定期間後に発行が取り消されますので注意してくださいね。
 

三井住友カード(NL)のデメリット

ここまで三井住友カード(NL)のメリットを見てきましたが、死角となる弱点はないのでしょうか?

ということで、三井住友カード(NL)のデメリットも見ておきましょう。

  • ショッピング保険が付帯しない
  • 海外旅行傷害保険が自動付帯ではない
  • 通常ポイント還元率は0.5%と平均的
  • カード番号が券面に記載されていないので、カード番号入力時にわかりにくい

 

ショッピング保険が付帯しない

三井住友カード(NL)の最大のデメリットは、ショッピング保険が付帯しないことです。

ショッピング保険とは、そのクレジットカードを使って購入した商品が壊れたり盗まれたりした時に、その損害を補償してくれる保険のこと。

三井住友VISAカードでは「お買い物安心保険」(動産総合保険)という名でショッピング保険を用意しているのですが、三井住友カード(NL)はこの保険の対象ではありません。

そのため、いざという時の備えがやや弱い点は否めません。
 

海外旅行傷害保険が自動付帯ではない

前述のように、三井住友カード(NL)には海外旅行傷害保険が付帯するものの、自動付帯ではなく利用付帯です。

ちなみに「自動付帯」はカードを持っているだけで自動的に海外旅行傷害保険が付帯することを、「利用付帯」は航空券などの旅行代金をカードで決済した場合にのみ海外旅行傷害保険が付帯することを指します。

最近のトレンドとして、年会費無料のクレカには海外旅行傷害保険が元より付帯していないのがほとんどですので、三井住友カード(NL)は利用付帯とはいえ海外旅行傷害保険が付いているだけ“マシ”なのかもしれません。

 

通常ポイント還元率は0.5%と平均的

ここまで紹介してきたように、三井住友カード(NL)の基本ポイント還元率は0.5%です。

しかし「JCB CARD W(18歳〜39歳限定)」や「PayPayカード」は、基本ポイント還元率が1%と三井住友カード(NL)の倍。

使い方によってポイント還元率は大きく変わってくる訳ですが、基本ポイント還元率にこだわる人にとっては「JCB CARD W」や「PayPayカード」の方が魅力的でしょう。
 

カード番号が券面に記載されていないので、カード番号入力時にわかりにくい

三井住友カード(NL)は、カード券面にカード番号等が印字されていないのがメリットですが、これは「カード番号の入力が必要な際にわかりにくい」というデメリットにも繋がります。

三井住友カード(NL)のカード情報はVpassアプリで確認できますが、逆にいえばVpassアプリが必須となるので注意が必要です。

 

三井住友カード(NL)の特徴、デメリットやおすすめポイント:まとめ

三井住友カード(NL) 特徴 還元率

 
以上、三井住友カード(NL)の特徴や還元率、メリットやデメリットについて紹介しました。

ナンバーレスカードである三井住友カード(NL)は、セキュリティ重視の人には特におすすめしたいカード。またポイント10%還元対象店舗の利用が多い人にも、ポイントが貯まりやすくおすすめです。

現在、三井住友カード(NL)では、Webからの新規入会でお得なキャンペーンを実施中で、三井住友カード(NL)を作るなら今がチャンスです。

まだ持っていない人は、この機会に申し込んでみましょう!